無機質でアクションに繋がらないWEBサイトができあがる理由

どうもこんにちわこんばんわ。シミルデザインの岡田です。

今回は問い合わせにならない無機質なサイトを、あつーい心動かすサイトへ変身させるコツをご紹介します。

私はサイトを制作するときに気をつけていることがあります。

それは、事業のコンセプトや経営者のプロフィールを、先に読んでもらえるレイアウトにしています。

（もちろん、緊急需要の高いサービスなど業種業態によって、優先順位は変えています）

なぜかというと、「なぜこの事業をやっているのか」「なぜこの事業を広めたいのか」という、経営者の動機や想いを伝えることが、もっとも重要だと思うからです。

小規模の会社や個人事業主、サロン経営や士業事務所の方など、1人、もしくは数名の規模で経営されている場合、金額など表面だけで判断されては、たまったものではありません。

顧客ひとりひとりにしっかり向き合い、多少競合よりも金額が高くても、内容濃く、すばらしいサービスを提供できるにも関わらず、金額などだけで判断されてしまう。

ですから、金額や商品だけで勝負するよりも、経営者のサービスへの想いを前面に出し、モノだけではなく「人の想い」に共鳴していただくことが、お客さんの心を動かせると思っています。

それが、事業コンセプトやプロフィールを真っ先に読んでいただけるレイアウトにしている理由です。

無機質なサイトになってしまう理由

私のお客さんで、保険代理店を経営されている方がいますが、私のところでリニューアルする前は、ほとんどウェブからの問い合わせはありませんでした。

見たところ、言わば企業カタログのようなホームページでした。デザインのクオリティとしては悪くありません。ページ数もあり、掲載内容もしっかりと載っています。SEOであがっており、アクセス自体もありました。

しかし、どうも無機質な印象。それは、サイトに社長やスタッフの熱い想いが載っていなかったのです。

保険を決める場合、保険会社や必要なサービスの有無、価格帯など決めるポイントはいくつかありますが、最終的に決めるポイントは「どの人にお願いするか」ではないでしょうか。

信頼できる人が、本気で「絶対このほうがいい」と、その人自身が、心から信じた商品をすすめてくれる。

それがいちばんココロが動く伝え方だと思います。自分の商品を信じてやまない。自分の叶えたいことが絶対、世の中のためになると、信じてやまない。そういった動機や想いを形にして、デザインし、ウェブという媒体を通して発信する。

それを見て、じっくり読んだお客さんは、共感したり、心打たれたり、感動したりするはずです。

伝わるのは100人にひとりでもいい

もちろん読んだ全員が全員、心打たれる必要はありません。映画でも好き嫌いはあります。人によって、感動する映画も、まったくしない映画も、好き嫌いがあっていいんです。

むしろ、みんなの心を動かそうとすればするほど、本当に伝えたい人には、伝わらなくなってしまう。

本当に伝えたい人だけに、想いを届けて、心を動かすんです。

事業によっては、100人にひとりでもいいです。1000人にひとりでもいいと思います。

その1人があなたの考えに共感し、信じることで、きっとあなたのサービスを心から喜んでくれて、幸せになってくれるはずです。

ですから、比較されやすいサービス内容をただ並べるだけではなく、想いをまずは知っていただける、そういったサイトをつくるべきなんです。

顧客が好き嫌いを正しく判断できる情報を発信しよう

経営者がしっかりと事業の想いを発信し、それに共感し、信じた人たちと働いたり、信じた人がお客さんになる。

そんな関係性を築けるサポートをしたいと思っています。

事業主も顧客もお互いを信頼して、同じ方向を向いてwin-winの関係を築くことができれば幸せです。

顧客が好き嫌いを判断できるよう、経営者はしっかりと自分の信じることを、伝えていかなければならないと思っています。

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